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◆硫黄島からの手紙

<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000XG9Q9C/c0030-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/510VJYUnpDL._SL160_.jpg" border="0" alt="硫黄島からの手紙" hspace="10" align="left"/></a>
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<p>『父親たちの星条旗』に続く
硫黄島2部作第2弾『硫黄島からの手紙』を
ようやく観ることができた。</p>

<p>先の映画で、硫黄島に掲げられた「ふたつの星条旗」を通して<br />
戦争の不毛、戦争の理不尽、戦争の不条理を<br />
描いたクリント・イーストウッド監督が<br />
この映画で描きたかったものとは、、、</p>
<p>圧倒的な戦力の前に味方の援護もないという<br />
絶望的な状況下にありながらも<br />
文字通り死力を尽くして戦い抜く<br />
栗林中将以下2万余名の日本兵たち</p>
<p>絶体絶命のこの島で<br />
5日もあったら終わると言われたこの戦いを<br />
36日間も戦い続けた<br />
彼らを支えたものとは一体何か</p>
<p>それは狂気でもなければ盲信でもない<br />
<p>彼らは皆普通に家族を愛し国を思う人々だ<br />
栗林や西は国際人として日本を外から見る目も持っている<br />
それだけに切なく哀しく無残だ。</p>
<p>戦争は国家や国益という<br />
個人の良識や理性を超えたところで動き出す<br />
ひとたび動き出したら容易には止まらない。<br />
大きな音を立てて個人や家族を<br />
戦争の狂気に駆り立て呑みこんで行く</p>
<p>先日、茶の間の小物入れ中から小さな紙切れが出てきた<br />
他界した父が戦地に赴いた証明書みたいなものだった。<br />
其処には戦地「ニコバル」と書かれていた<br />
先年スマトラ沖大地震で甚大な被害を蒙ったニコバル諸島だ。<br />
「スマトラに行った」とは聞いていたが、、、、</p>
<p>父もまた、あの戦争について多くを語らず死んでいった。<br />
戦争を賛美することは一度もなかった。</p>

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