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◆プロデュース会社と建築家(2)

プロデュース会社と建築家(1)からのつづき

大きな物件などはプロデュースの役割も大きいでしょう
でも住宅レベルではどうなんでしょうか
ここで、ぼくは二の足を踏んでしまうのです

いい家を建てたくて用意したお金を
建築そのものの他に建築を取り巻くサービスの方にも出費し
結果的に建設費を縮小することになる方式に対し
それがいくら仕事になるからといっても
慎重であるべきではないか、と思ってしまうのです

「建築家に営業能力がない」、と書きました
「だからこの仕事がビジネスになるんだ」
とあるプロデュース会社の社長さんに言われたことがあります
しかし、「報酬と利益」でも書きましたが
建築家に営業能力がないのは
プロフェッション(職能)として寧ろ当然のことなのです
仕事の動機として、利益や収益が優先していないからです
総ての建築家がそういう姿勢だと言うつもりはありませんし
そのような考え方が現代の社会風土にマッチしているかどうか
疑問視する向きもあるかと思いますが
僕自身は、自らを律する視座は今だからこそ大切だと思います

だからと言って
建築家に営業能力のないことを肯定するものではありません
依頼者が意中の建築家を得るために最小の労力で済むように
建築家は積極的に発信して
依頼者や相談者が気軽にコンタクトを取れるような
最大限の努力をしなければならないと思います

このサイトをブログ形式にしているのも
まだ見ぬ依頼者が気軽にアクセスして
ぼくの姿勢や価値観を分かってもらえたら
接点を持ってもらいやすいのでは、という思いからですが
趣味に走りすぎてうまく機能しているのかどうか、、、、

また、依頼する側に必要なのがやはり直接コンタクトを取る努力です
写真やメールだけでは相手の本当の気持ちは分かりません
ある程度情報を集めたらドアーをノックすることです
緊張もしますし勇気も少し要りますが
直接会って話をすることがとても大切です
そうすると、いろいろなことが一瞬にして分かるものです

そのほんの少しの努力をお願いしたいものです
そうすれば、出会いと発見の場が自然に生まれますから

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