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◆設計監理の報酬について

設計監理業務の内容は下記のとおりですが、その報酬については例えば住宅の場合、料率として予め査定した工事金額の10~12%(税抜き)がひとつの目安になります。この中には構造設計費及び設備設計費並びに確認手数料・地盤調査費等は含んでおりません。

◆設計監理業務について

1.雑談若しくは相談
まずは、ご連絡を頂戴して私共の事務所でお会いするところから始まります。お会いしたからといって「設計の話をしなければならない」とか「依頼しなければならない」など思う必要は全くありません。寧ろ、このサイトのように様々なことを話し合った方がお互いを立体的に理解できます。
2.インタビュー
次に、気持ちが合ったらプレゼンテーション作成の依頼をいただき、今度は私の方がそちらに出向いてインタビューをさせていただきます。住宅の設計の場合は、特に現在お住まいのお家に出向き、住むことになる家族の総ての方々とお会いしてお話をお聞きします。このときも、特に時間や話題を限定しません。
3.プレゼンテーション(提案書)
それから1~2ヶ月頂戴して、周辺の地勢・歴史・環境・法的条件などの情報を集めてプレゼンテーションを練ります。住宅の場合は手描きで仕上ます。出来上がったプレゼンテーション(原本のみ)を、場合によっては模型付きで、二週間後の原本返却と複製不可を条件でお預けして自由に検討していただきます。内容や考え方が気に入っていただければ前に進みます。気に入っていただけなければ、ここでお別れとなります。
4.設計契約・基本設計
次に、設計監理料を査定し提示し、設計契約の一環としてプレゼンテーション作成費を兼ねた着手金を頂戴して(25~30万円で設計監理料に含まれます)基本設計に入ります。この時点から施主と設計者の関係になります。基本設計において、スタディと打ち合わせを1ヶ月に1回程度重ね細部を練り上げて行きます。この段階で、必要に応じて構造設計者及び設備設計者を選定し施主に紹介します。地盤や行政関係のより詳しいデータも収集し基本設計に反映させます。
5.実施設計
基本設計が纏まったら実施設計に入ります。一般図(平面図・立面図・断面図・仕上表)が纏まった段階で一度施主とお会いして内容を確認しあい、問題なければ更に詳細図関係に入って行きます。外構図を含めあらかた図面が纏まった段階で再度お会いして内容を確認調整します。
6.入札・施工業者選定
次は見積です。競争入札が基本で、規模にもよりますが大体3~5社選び入札を行います。談合を排し公明正大に実施します。見積の金額内容を細目チェックして業者の評価選定に入ります。値段が合わない場合は、合理化案等を作成して設計内容の見直し調整を行い入札の第二段階に入り業者決定します。
7.工事契約
施工業者が決まったら工事契約を結びます。契約に際して、契約約款は民間連合の工事請負契約約款を用います。
8.確認申請
これまでは、実施設計段階の一般図が完成した時点で確認申請業務も平行して進め次の業者決定段階で降ろし着工というのが常道だったのですが、今年(平成19年)6月の建築基準法の改正によってこの流れが大きく様変わりしてしまいました。建築が形になって行く本来の流れに完全に逆行するこの改悪は、建設業界の経済活動を滞らせている状態で、このまま継続するとは考えにくいのですが、現段階では工事契約段階で確認申請を出すことになります。構造判定など含め3ヶ月程度要し、それが降りてからの着工ということになります。
9.設計監理
着工後は、週1回の現場出向を定例化して設計監理を行います。これを工事完了まで続けます。必要に応じて材料・色見本などの提示を施工者に求め施主と共に見分決定します。この間、家具や什器・カーテンなどの別途工事へのアドバイス・ショールール同行も行い全体のコーディネートをサポートします。
10.竣工検査・お引渡し
総ての工事が終わったら、施主と共に検査を行い必要に応じてダメ工事を指摘しその完了をもって引渡しとします。
11.アフターケアー
完成後1年点検を行い補修工事等必要な修正を指示します。その後も要望に応じて対応します。

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