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31 03 11

ウォルター少年と夏の休日

ウォルター少年と、夏の休日 コレクターズ・エディション [DVD]


飛行機の中で観たとかで
話してくれたひとりの少年と二人の老人の物語
それはまるで現代版アラビアンナイトみたいな冒険譚で
映像もないのに彼女が語るじいさんたちの生き様に
ぼくは思わず涙した
その本編を今回漸く観ることができた 涙が止まらなかった

広大な土地で隣付き合いもせず気侭に暮らす二人の老人
仕事などしていなし送金があるわけでもない
でもお金に困っている節は全くない
というより、その偏屈で孤独な暮らしぶりから悪い噂が絶えない
凶悪な銀行強盗だったとか、マフィアの金を盗んで逃げてきた殺し屋だとか、、、
或いは、隔離病棟に入れられていただとか

でもことの真相は誰も知らない

ある夏の日、突然親戚のメイが息子ウォルターを連れてこの家にやってきた
仕事のため子供を預かってもらうのが目的だったが
伯父さんたちの隠し金の在り処を探させることも含まれていた
嫌がる爺さんたちを尻目に彼女は息子を置いて去って行った

それから残された少年と二人の老人の奇妙な生活が始まるのだが、、、、

大人を信じられなくなって固く閉ざしていた少年の心に
荒唐無稽で謎に満ちたこの爺さんたちの行動の奥底にあるものが
少しずつ見えてくる

「嘘か誠かではない 信じる心こそ大切なのだ」と

原題は“secondhand lions”
「老いぼれたライオンたち」とでも訳すのだろうか
日本語のタイトルは原題とは随分とかけ離れているけど
映画の主題に絡めたいいタイトルだと思う

想えば、この映画のような派手なドンパチこそなかったけど
ぼくの世界放浪の旅も
特にヨーロッパを離れてからはちょっとした冒険の連続だった
それももう遥かな遠い昔になりつつあるけど
何処かこの映画と重なる気分がある ファルーカの風だ

二度と逢うことのない、決して忘れられない愛しい人々と風景の数々
だから、こうして日常に身を置いていても
ふと白日夢でも見ているかのように自分を見失うことがある
それは想い出に耽るというのではない
あの瞬間に跳ぶといった方がいいだろうか

イタリアの古い表現で人が亡くなることを
「彼(彼女)は生きた」
という 
なんと尊く美しい表現だろう

そう、彼らは確かに生きたのだ!


*この度の東北関東大震災で亡くなられた多くの人々と
その少し前に他界された大切な人に捧げます

posted susumu
10:19 PM | comment(0)

13 03 11

Lady Gaga、チャリティー支援を開始!

東北地方太平洋沖地震の被災者を支援するチャリティー・ブレスレット
をデザインしたとLady GagaがTwitterに書いている
購入費(5ドルUS(送料別))は総て被災者救済に充てられるとのこと

彼女の社会的な発言と行動はいつもストレートで速い
1個買った

posted susumu
11:37 AM | comment(3)

05 03 11

ブレードランナー続編?

ホットなニュースが飛び込んできた!
あの『ブレードランナー』の続編か前編なのかが
製作される可能性があるらしいのだ(ニュースはこちら
しかも、プロデューサー陣はクリストファー・ノーランを監督に起用したいらしい
総てが未確定情報だけどこれが実現したら凄い

でもこれはハードルが高いぞ
『ブレードランナー』の完成度の高さは半端じゃない
シド・ミードのデザインしたメカや都市の風景
ヴァンゲリスの音楽やメビウスのファッションが創りだすあの雰囲気は
CGの世界になっても未だに超えられないでいる
ルトガー・ハウザーやハリソン・フォードなどの俳優陣のオーラも凄い
それら総てがリドリー・スコット監督の元に結実している傑作だからだ
だからこそ、クリストファー・ノーランに撮ってほしい

ひょっとして、レプリカントでLady Gagaが出たりして
それはないか いやあるかも

posted susumu
04:38 PM | comment(0)