◆教会はパイプオルガンのように
アムスに行って買い物をしたりして
数日を過ごしてから
ぼくは始めて踏みしめたヨーロッパの都市
コペンハーゲンに
再び向かうことにした
あれから4ヶ月が経っていた
posted 100612 | comment (0)
◆ブリュッセルで六甲おろし吹き荒れるの巻
ブリューゲルの時代を想わせる
ブルージュの街を訪れた
少し観光地化されているような気もしたけど
水に囲まれた美しい景観を楽しんだ
夕方ブリュッセルのユースに戻ると
フロント・マネージャーに呼び止められて、、、
posted 270512 | comment (1)
◆ブリューゲルとマグリットの国
中学時代、シュールレアリスムに嵌った
なかでもマグリットの表現に強烈な影響を受けた
このブログにも極たまにコメントするIWAMOTOと一緒に京都まで出かけた
日本初のマグリット展(1971)には圧倒された
絵に興味のない父が心配してぼくたち二人を引率してくれたのが
今は懐かしい思い出だ
posted 180512 | comment (2)
◆草葺の家
ルクセンブルグを離れてブリュッセルに向かう
でも、先日車窓から見た草葺の家がどうしても頭を離れない
ぼくは予定とは反対にアムステルダム行きの電車に乗った
posted 240412 | comment (1)
◆アムステルダムからルクセンブルグへ
不思議な感情が心を覆う
それは旅の始まりのような昂揚感と惜別の切なさに満ちて
フェリーはアイルランド島を静かに離れた
posted 060412 | comment (0)
◆哀愁のアイルランド
僅か1週間程度の短い間だったのに心に深く残る
思わず「哀流島」と字を当てたくなるような
哀愁に満ちた風景と人々だった
posted 020212 | comment (4)
◆シャンボールの二重螺旋
「あんな風に生きられたら面白いだろうな」
ぼくは窓の外を過ぎ去る田園風景にぼんやりと目をやりながら
郵便局員ジャンの爽やかな生き方を想いだしていた。
列車は山間を抜けアンボワーズ駅に着いた。
posted 041110 | comment (0)
◆カルヴァドス
午前零時前。
時刻表の改変とストライキの影響で思うように進めず、
トゥール(Tours)を目指していたぼくはカーン(Caen)で足止めをくらってしまった。
posted 300310 | comment (0)
◆モン・サン・ミシェルへ
ロンドン、そしてパリ。何だか大都市に居過ぎたみたいで疲れた。
とにかくユーレイルパスとトーマスクックの時刻表を買って
ヨーロッパ放浪開始。
posted 010210 | comment (5)
◆ルーブルとパリの日々
車内で知り合った彼女と映画の話をしているうちにバスは早朝のパリに着いた。
何となく歩いているうちに目標のユースホステルは見つかったけど満室。
地下鉄を乗り継いでレパブリック広場の近くにあるユースに泊まることにした。
チェックインは午後一時だからまだ時間が結構ある。荷物を預けてぼくは街に出た。
posted 010709 | comment (0)
◆イギリスの侍 (つづき)
「エ~ッ」も「あー」もなく
全くいきなりの話があれよあれよという間に
頭の上で纏まっていった
posted 191008 | comment (2)
◆イギリスの侍
ロンドン
この街は、ぼくにとって忘れがたいものになった
ナショナルギャラリーと大英博物館に入り浸った日々
雨の日に、何処へも行く気になれなくて
日長一日ユースのベッドの中で読んだ司馬遼太郎の『世に棲む日々』
行き着けのパブ、ブラック・フライヤーで飲んだラガービール
posted 010708 | comment (1)
◆ロゼッタ・ストーン
この石が発見されなかったら、ぼくたちの前に
古代エジプト史がこんなにも鮮明に描かれることはなかっただろう。
posted 050608 | comment (0)
◆ナショナル・ギャラリー
ロンドンに来て比較的早い時期にぼくは、
楽しみにしていたトラファルガー広場の前にあるナショナル・ギャラリーを訪れた。
posted 260208 | comment (0)
◆錫製のデコイ
*「ロンドン」からのつづき
彼の名はジョン・パティスンといった。
政府との契約で主に第三世界に英語を教えに行っているのだという。
それは異国の文化や習慣に触れたいという彼の趣味と実益を兼ねていた。
だから、外国人であるぼくに気軽に違和感なく話し掛けてきたのでろう。
posted 130208 | comment (2)
◆ロンドン
朝方、London Euston駅に着いた。近くにある安いホテルを探して
とりあえずそこに泊まることにした。ロンドンの日々が始まった。
posted 020208 | comment (0)
◆北のホテル
「風のファルーカ」の中では、当時の日記を頼りに20数年前の「ぼく」が
世界のあちこちを愛と感動に満ちた放浪をしているのだが、
強烈に覚えているのに日記には全然書かれていないことが時々ある。
これは、そんな話のひとつ。
posted 260108 | comment (0)
◆ランカスターで道草
昨夜は最悪だった。
寝ている間にシュラフ(寝袋)の端が濡れてきのだ。
体は冷たく、疲れているのに少ししか眠れなかった。
8時に起きて1時間後、朝方止んでいた雨がまた降り出した。
posted 210108 | comment (0)
◆雨の湖水地方
ベルゲンの港でニューキャッスル(Newcastle)行きの船を待っていると
目の前に不思議な青年が佇んでいるのに気がついた
バックパックからカットボード(まな板)とパン切り包丁を取り出し
膝の上に載せてパンとチーズを丁寧に切り分けて
悠然と食べはじめたのだ
posted 090108 | comment (0)
◆北極圏、そして南へ
ここまで来たんだ
どうせならスカンジナビア半島の北端まで行ってみよう
それからイギリスに渡ろう
ぼくはヘルシンキ駅から北に向かう列車に乗った
posted 221207 | comment (0)
◆ヘルシンキ
日本を出て3日目
ようやく最初の目的地ヘルシンキに着いた
朝8時、海から見るヘルシンキの町は白く輝いていた
何と遠くまで来たものだ
posted 071207 | comment (0)
◆北へ
安い南回りの片道を買ったものだから
乗り換え乗り継ぎの連続で
しょっぱなから、預かり荷物が空港に忘れられるという事態に遭遇するし
座席は喫煙席(当時ぼくはたばこを吸っていた)にしたはずなのに禁煙席になってるし
食事は体内時計とは無関係に何度となく出てくるしでしんどかった。
けど、、、
posted 240106 | comment (0)
◆エクソダス
20代の後半
ぼくは独立して自分の設計事務所を開設した。
暫くは嘱託で働きながら経験と修行を重ねていった。
仕事も多かったし収入もそれなりにあったけど
自分のオリジナルな設計をする機会がないことへの
停滞感と焦燥感が心のなかに膨らんできて
これまでやって来たことが、何だかつまらなく思えてきた。
posted 080905