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◆向渕遠景
室生にはこのような地形が結構ある
室生火山帯に属するこの辺りは
例えば室生寺の奥にある香落渓などに代表されるように
奇岩群が多く見られ
特に冬場や雨の日などは幽玄な水墨画の世界を現出してくれる
これは昨年の2月に描いたものだが
先日同じ場所からこの屏風岩を見たら
足元の村を縦貫するらしい道路のコンクリート擁壁が
この風景に無残な破調を与えていた
posted:susumu180807
コメント
1976年、Bゼミで宇佐美圭司さんに聞いた、活性化とパラダイムの変換、この2つの言葉がキーワードとなって、ずっと頭の片隅に残っているが、室生の風景はその意味に適っている。
古くは室生火山群、そして大和高原と南部の山地を分ける断層帯であり、太陽の道(北緯34度32分)も通っている。
森田邸に到るアプローチとしても、これらの風景は、今言うところの意味ではなく、本来の意味での使い方として、いやがうえにもテンションが高まって来るのである。
posted: 岩本 啓志 October 7, 2007 10:41 PM