cafe ICARUS

presented by susumulab

« 偶然と必然(邦題=しあわせ) < mainpage > ハンガリー絵本原画展-レイク・カーロイを訪ねて- »


◆マンハッタン




今度は一転、ニューヨークの摩天楼
それは、鉄とガラスとコンクリートでできた心揺さぶる巨大な森だった

初めてその姿を目にしたのはニュージャージー側
グレイハウンドバスの車窓からだったかなあ
朝6時ぐらいで
マンハッタンは金色に輝いていた
人間が造ったものにしてはあまりにも巨大で
欲望と希望が極限まで満ち溢れハドソン川に零れ落ちそうなくらいだった
そして、意外にもそれは美しかった

パリで知り合ったユダヤ系アメリカ人の漫画家夫婦の住む
アッパーノースのアパートに泊めてもらい
毎日のように大好きだったジャズを聞きに行っては
午前1時2時の深夜まで飲み歩き
当時はまだ治安の悪かった地下鉄にびびりながら乗って帰ったものだ
ジャズのステージは始まりが遅く、乗りのいい演奏が聞けるのは
どうしても深夜になってしまうのだ

ブルックリン橋を歩いて渡たり
対岸のクイーンズ地区から眺めるマンハッタンはまた格別だった

posted:susumu171207

コメント




保存しますか?



copyright(c) 2005-2011 susumulab all right reserved.