cafe ICARUS

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◆霧のイスタンブール



イスタンブールに着いたときは朝4時ぐらいであたりはまだ真っ暗
寒くて疲れていたぼくは直ぐに薄いベッドに潜りこんだ

それが小一時間も経たないうちに窓の外から響き渡る声に叩き起こされた
「アッラー アクバル」(アラーより他に神はなし)
独特の抑揚が耳に残る
嗚呼、ぼくは遂にあのアジアとヨーロッパのクロスポイント、歴史の要衝
イスタンブールに来たんだ
そして霧の向こうに浮かぶ街のスカイラインは見たこともないものだった
この日の朝の驚きと感動は今も目に焼き付いている

posted:susumu221107

コメント

パステル調のきれいな色使い、メルヘンチックな、夢の世界が、展開する。

パウル・クレーを、思い出させるかな。
現実から、夢の世界に昇華させている。

現実では、夜が明けたとき、小山のように眼前に現れたモスクに、驚きの眼を見張り、
コーランを唱える声に頭の奥が痺れたのではないかと、想像される。

東洋と西洋の鬩ぎ会う狭間。
歌にもあったが、エキゾチックな、世界を彷徨い歩いてみたい思いが募る

posted: HiroshI Iwamoto
November 27, 2007 07:45 PM




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