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◆夜色楼台図
与謝蕪村晩年の傑作『夜色楼台図』
深々と佇む冬の京都
音も色も降り積もる雪の中に吸い込まれてゆく
微かに見える明かりは人間の営みの証
そうか!
この絵を観て三好達治は
「太郎を眠らせ 太郎の屋根に雪降りつむ
次郎を眠らせ 次郎の屋根に雪降りつむ」
と詠んだのか。
知らなかった。
posted:susumu210709
コメント
「夜色楼台図」のコメントの新聞記事を最近読みました。
寒村の夜の雪景色は、かつて室生村でも経験しました。
深夜 なにか外が急に静かになった、(もともと静かな村ですが)と思って、窓を開けて外を見たら しんしんと雪が降り積んでいた。
年々暖冬の為か 今では経験できないでしょう。
話は変わりますが、NHKの総合TV番組で、三夜連続で海軍の軍令部の証言記録を元にした、ドキュメタリーを放映していました。内容は「戦争責任」に言及した見ごたえのある番組でした。
「俺たちの大和」にしろ 日本の戦後の戦争映画は、戦争の持つ理不尽さ、特攻で散っていった若者の無常は描きますが、この戦争を指揮し、立案し戦争遂行を命じた、本当の責任者がついぞ出来てきません。
責任は「無知無能で怒鳴りまくる 現場の指揮官たち」では無かったはずです。
この番組は 戦後も自衛隊の最高幹部なっていた 旧軍令部の「責任者」たちを浮き彫りにしていました。
posted: 伊久雄 August 12, 2009 01:37 PM