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◆ロッキー・マウンテン

都会を離れて全き自然の一枚
標高3,000mあたり、遭難を気にしながら一気に描いた

「デンバーに来たらロッキーを見ないとナ」と言われて
軽い気持ちでOKしたが、本格的な登山になってしまった
ボブとグレッグの三人で入山許可証を取り
途中から地図に載っていないtrail(小道)を辿って大自然の中に入っていった

その風景は荒々しくも凛然としていた

岩だけでできた山の姿は岩石の条理が螺旋に捩れて
まるでバベルの塔みたいだった
陽が落ちるとキャンプに帰れない僅かな時間
それは山と向き合う濃密な瞬間だった

この絵の右側に馬の鞍のように撓んだ背があって
岩だらけの稜線を酸欠気味に攀じ登ると
全く違う風景が遥かな下方にそれこそ一気に広がっている
ぼくは大陸分水嶺(continental devide)の上に立っていたのだ!

posted:susumu281207

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